うるう年の今日思うこと〜水中出産で生まれた娘が12歳になりました

うるう年の今日。
思い出すことがあります。
娘は今月
12歳になりました。
年女を迎える娘。
2004年も今日と同じ
うるう年でした。
出産で生まれ出た瞬間、
受け止めてくれるのは助産師さんですが、
娘は私のお腹をから水中へ飛び出し、
泳いで生まれてきました。
私はあまりの痛さに生まれ出た
瞬間がよくわからなかったのですが、
「ほら、出てきたよ」
と言われ、下を覗くと
水中で手足を動かし
どうにか泳ごうとしていた娘を
私が自分の手で
受け止めました。
水から出た瞬間、
私の胸元で産声をあげた娘。
ぎゅっと狭い空間から
体がふわっと何にも触れない水中へと
飛び出した感覚はどうだったのでしょう。
娘にしかわからない感覚です。
忘れてはいるだろうけど、
きっと潜在意識には
あるのだろうと思います。
生まれ出るとき、
人生で最大のストレスがかかるそうです。
そのストレスを乗り越えられたからこそ、
人生は何でも乗り越えられる、
と本で読んだことがあります。
娘は助産院での出産でした。
水中出産ができる助産院ということで、
水中出産を希望する妊婦さんが
多かったことを覚えています。
数床しかない小規模の助産院で、
娘が生まれた週は私たち親子のみの
入院でした。
生後1ヶ月。
助産院へ1ヶ月検診に行ったときのこと。
「先月はうるう年だったでしょ。
その日に4人、生まれたのよ。
あなた達が居た週は誰もお産が
重ならなかったのに、
29日に4人も生まれるなんてね。」
と、助産師さんが話してくれました。
その子たちにとって
4年に一度訪れる今日という日は、
どんな子どもたちよりも特別で、
29日にお祝いしてもらえるのを
心待ちにしていることでしょうね。
それを思うと、なんだかこちらまで
嬉しくなります。特別な今日という日。
生まれて出た瞬間から特別な体験を
してきた子どもたち。
人生は何でも乗り越えられる・・
どんな子どもでもです。
そう信じてもうすぐ小学校を卒業する
娘を見守っていきたいです。
プレゼントを見た瞬間の娘・・・